初期ルネサンス画家一覧

(1395-1455)イタリア/神の思し召しによって絵を描く マサッチオ(1401-1428)イタリア/平面に初めて三次元空間を再現、ルネサンスの生みの親 フィリッポ・リッピ(1406-1469)イタリア/優美な線描や動的な表現は弟子のボッティチェリに受け継がれた ピエロ・デラ・フランチェスカ(1412-1492)イタリア/芸術と数学を融合、美に科学を持ち込んだ画家 ポライウォーロ(1429-1498)イタリア/解剖学的な知識を基にした人体表現が特徴 ベッリーニ(1430-1516)イタリア/色彩と光と大気を強調するヴェネツィア絵画の父、門下にジョルジョーネ、ティツィアーノ マンテーニャ(1431-1506)イタリア/人体解剖学的な筋肉の肉付けや極端な遠近法、遺跡への執着など学者的な探求心を持つ ヴェロッキオ(1435-1488)イタリア/フィレンチェ1繁盛した工房の親方、ボッチチェリやダビンチが弟子 ボッティチェッリ(1445-1510)イタリア/装飾性重視の表現や優美な線描、古代神話を中世以降で最も早く作品化

マサッチオ作品

三位一体(1427年26歳)マサッチオ/正確な幾何学式遠近法によって描かれた最初の作品

寸法:667cm x 317cm
所蔵:サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 フィレンツェ
素材:フレスコ・画布

正確な幾何学式遠近法によって描かれた最初の作品

この絵は鑑賞者が見上げた時、もっとも立体的に見えるような遠近法で描かれている。マサッチオは1427年ごろにフィレンツェのドミニコ会派サンタ・マリア・ノヴェッラ教会に『聖三位一体』を制作する依頼を受け、建築家ブルネレスキの協力を得てこの作品を仕上げた。この『聖三位一体』は『貢の銭』と並んでマサッチオの代表作といわれている。

初期ルネサンス三大芸術家の作品に相応しい重要な作品

ドナテロとブルネレスキは建築家、マサッチオは画家。

三位一体とは

三位一体は、「父・子・聖霊」の三つが一体となった「唯一神」であるとするキリスト教の教え。

石棺に横たわる骸骨

骸骨の上の壁面には「過去の私は現在の貴方であり、現在の私は未来の貴方である」という銘が刻まれている。この骸骨は人間に死をもたらしたアダムを容易に連想させ、この作品を観るものに現世がいかに儚いものであるかを認識させる役割を果たしている。

アメリカの美術史家メアリ・マッカーシーの言葉

「極端なまでに理詰めに描かれたこのフレスコ画は、あたかも哲学や数学の証明問題のようだ」

ピックアップ作品

楽園追放(1427年26歳)マサッチオ/画中の光と礼拝堂の自然光を巧みに利用、等身大に近い男女の裸体表現として美術史上もっとも初期の作品 石打ちの刑を受ける聖ステファヌス(1447-49年54歳)フラ・アンジェリコ/時代の最先端をいく空間表現、最高傑作と呼ばれた キリストの鞭打ち(1455-1460年48歳)ピエロ・デラ・フランチェスカ/初期ルネサンス絵画が到達した遠近法的空間表現の完成形態 ピエタ(1460年30歳)ベッリーニ/イエスの苦しみに感情移入できる作品 聖母子と二天使(1465年59歳)フィリッポ・リッピ キリストの洗礼(1472-75年40歳)ヴェロッキオ/ダヴィンチの描いた部分が上手すぎて、ヴェロッキオが画家をやめた作品 春(1477-78年33歳)ボッティチェッリ/登場人物を横一列に配置、但しヴィーナスは一段高い 死せるキリスト(1490年41歳)マンテーニャ/磔刑のむごさを表す独特な構図
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